山上容疑者によると母親は旧統一教会にのめり込み、多額の献金をして家庭が崩壊したという。だが、本人は多額の献金をしても納得して幸せでいられる。だから、いまでも信者でいるはずだ。これを家族とはいえ、周囲の第三者がマインドコントロールと指摘することができるだろうか。

仮に、山上容疑者の母親もマインドコントロール下にあって、被害者であるとするのなら、他の宗教にはまっている信者にも、同じ言い方が可能になる。

(中略)

そうでなくとも、192人が起訴された一連のオウム裁判でマインドコントロールが認められていたのなら、ほとんどが無罪で終わったはずだ。その一方で、最後まで教祖への帰依を貫いて死刑になった信者もいる。彼らこそ、マインドコントロールの被害者ということになる。

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