春闘「UAゼンセン」6%程度の賃上げ要求方針 発足以来最高水準
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春闘「UAゼンセン」6%程度の賃上げ要求方針 発足以来最高水準
2022年11月7日 17時36分

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繊維や流通などの労働組合でつくる「UAゼンセン」は来年の春闘に向けて集会を開き、ベースアップ相当分として4%程度、定期昇給分を合わせると6%程度の賃上げを求める方針を明らかにしました。10年前の発足以来、最も高い要求水準です。

「UAゼンセン」は繊維、流通、サービス業などおよそ2300の労働組合でつくる産業別労働組合で、組合員は185万人余りと最も多く、およそ6割はパートなどの非正規雇用です。

7日は来年の春闘に向けて方針を話し合う集会が東京都内で開かれ、組合員およそ300人が参加しました。

この中で、来年の春闘では物価の上昇や人手不足への対応のため「ベースアップ」相当分として4%程度、定期昇給分をあわせると6%程度の賃上げを求める方針を明らかにしました。

UAゼンセンは労働団体「連合」を構成する主要な産業別労働組合ですが、今回の要求は連合が掲げる「5%程度」を上回り、2012年の発足以来最も高い水準となります。

また、パートなどの非正規雇用で働く人については時給50円を目安とし、さらなる上積みを求めるなどとしています。