スーパーマーケットで事前に用意した値引きシールを商品に貼り付け、セルフレジを通す万引きを繰り返したとして、窃盗罪に問われた島根県出雲市の作業員の男(51)の初公判が7日、地裁(畑口泰成裁判官)であった。男は「間違いありません」と起訴事実を認めた。次回公判は12月6日。

 起訴状によると、男は8月、同市内のスーパーで、値引きシールを貼った牛乳など7点をセルフレジに通し、代金計1794円のうち97円だけ支払って盗んだなどとされる。

 検察側は冒頭陳述で、男は5月頃から、同じスーパーの系列店で同様の手口で万引きするようになったと指摘。さらに野菜の「おつとめ品」として数十円で購入した際のバーコードを不正に利用していたと主張した。

 また、数件について追起訴する方針を明らかにした。

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1108/ym_221108_1199838456.html