「iD」はどうするの?
―― 最近、スマートライフ事業における決済サービスの話では「d払い」ばかり出てきます。一方で、御社は決済プラットフォームとして「iD(アイディー)」を持っているものの、それについて決算説明会などで語られることは全くありません。今後、御社はiDをどうしていきたいのでしょうか。

井伊社長 鋭い質問、ありがとうございます。もちろん、iDは今後も続けていきます。ただし、iDが今後の収益にどれだけ貢献するかという面でいうと、難しい面があるのも事実です。

 私としては(d払いとiDは)選択肢の問題だと思っています。単純にもうかっている(もうかりやすい)方に寄せてしまう考え方は取りたくありません。現状でもiDは多くのお客さまに使っていただいていますし、(d払いでは満たせない)ニーズもあります。

 現状では「iDをどうするか?」という強い方針は(あえて)打ち出さないというのが正直な所です。


端末“だけ”を売るのはキャリアの仕事ではない 転売ヤー対策が重要――NTT/NTTドコモ決算会見一問一答(2022年11月編)
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