『ごめんなさい』

男性はそう心で謝りながら、緑色のボタンを押します。

動物が大好きな男性が行き着いた場所は、ねこを処分する場所。

葛藤と闘いながら、男性はボタンを押しています。
(長崎放送局記者 榊汐里)

ねこの街・長崎の皮肉な現実

ねこの街・長崎。

長崎の街を歩けば、至る所で愛らしいねこに出会います。

しかし、長崎は、ねこにとって最も残酷な街だということをご存じですか?

犬を含めた殺処分数は全国ワースト1。

坂が多い地形では車が入れない路地が多いこと、そして、坂の上の空き家はねこが繁殖しやすいことが理由の1つとなっています。

毎年、1000匹以上のねこが命を絶たれています。

今回、長崎市で殺処分を担当する男性が、殺処分を減らしたいという思いから取材に応じてくれました。

男性が語ったのは、我々が目を背けてきた殺処分の現実です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221110/k10013880731000.html