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2022/11/13(日) 13:02:42.10ID:zvLT0DCo0美味しんぼのエピソードなどで語られているように、本当に野菜の栄養価は低下しているのかを検証してみます。
食品成分表に記載されている数値が実際に減少しているため、野菜の栄養価が下がっているという主張は
正しいように見えますが、これは食品成分表の性格(利用するために知っておきたい知識)を
理解していなかったことによる誤解にすぎません。
(当時の私は本当に野菜の栄養価が下がっていると信じていました)
実際に変動幅の大きい鉄の成分値を比較してみると何かおかしいことと気がつけます。
初版から4年で改訂版が公表されていますが、ゴマの鉄は1/5以下の値になっており、
栽培方法や環境の変化とは考えられないでしょう。農産物以外も軒並み鉄の値は激減していることからも、
農産物に含まれる鉄が減少したのではなく、分析精度の向上により実際に近い成分値が示されるようになったと考えられます。
分析技術の向上だけでなく、単位の変化や体内での利用効率の見直しなどで記載値が変化することを考えれば、
成分表を用いた栄養成分の比較に意味がないどころか、誤った理解を導く危険もあるでしょう。
日本食品標準成分表2015年版(七訂)p3より
<中略>
このため、食品名が同一であっても、各版の間における成分値の比較は適当ではないことがある。
そもそも、成分表自体に、各版の比較は適当ではありませんよと、注意書きがされており、
成分表の数値を根拠に、野菜の栄養が減少していると論じることに意味はないのです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/naritatakanobu/20190507-00125184