「物言う株主」として知られる村上世彰氏が創設した「村上財団」は、女性政治家育成のための新たな取り組み「パブリックリーダー塾」に、募集人数の約10倍となる200人近くの応募があったと明らかにした。想定以上の応募者数に問題意識の高まりを感じ、来年も開催することを決めたという。

同塾は村上財団理事で、世彰氏の次女の村上フレンツェル玲氏(28)が働く女性や子どもの貧困などをテーマに活動するNPOを支援する中、社会課題を政策に反映するためには「国会の多様化がものすごく必要」という問題意識から設立。応募者から20人を選抜し、12日から講義を開始した。

  玲氏はブルームバーグの取材に塾の立ち上げによって日本の女性の政治参入の少なさが改めて着目され、有権者への意識改革にも寄与したのではないかと実感しているという。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-15/RLB8C9T0G1KX01