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筆を走らせ「瑠璃色の地球」 願い込めた岐阜総合学園高の書道部員

国連が定める9月21日の「国際平和デー」を前に、岐阜市御手洗の岐阜護国神社で17日、世界の平和を願う奉納揮毫(きごう)「9・21世界平和の祈り」があった。県立岐阜総合学園高校の書道部の有志8人が、筆で歌手松田聖子さんのヒット曲「瑠璃色の地球」の歌詞を書き上げた。

 奉納揮毫は、聖徳太子の「十七条憲法」を世界の宝として世界記憶遺産への登録をめざす「和プロジェクトTAISHI」(名古屋市)が呼びかけた。全国の高校44校の書道部などが参加した。

 岐阜総合学園高の生徒たちは、ロシア軍によるウクライナ侵攻が続くなか、世界平和とともに新型コロナウイルスの終息を願って、合唱部の有志14人の歌に合わせて紙2枚に筆を走らせた。2年生の兼松夢歩さんは「お互いに思いやりの気持ちを忘れず、コロナ禍の最前線で働いている医療従事者に感謝し、一刻も早く平和な日常がくることを祈って書きました」と話した。