スティーブ・ジョブズが愛用したサンダル、約3000万円で落札

アップル(Apple)の創業者である故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が使用していたサンダルが、オークションで約3000万円で落札された。
オークションは、「ジュリアンズ・オークションズ(Julien’s Auctions)」が開催。11月11日から13日にかけてニューヨークの「ハードロックカフェ(Hard Rock Cafe)」で行われた。
落札されたサンダルは、ジョブズが1970年代から1980年代にかけて約20年間愛用していた「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」の「アリゾナ(ARIZONA)」。オークションの開始価格は1万5000ドル(約200万円)で、落札価格は6万ドルから8万ドル(約800万~1100万円)と予想されていたが、
21万8750ドル(約3000万円)と予想を超える落札額となった。商品にはサンダル本体のほか、360度デジタル上で表現した限定のNFT(非代替性トークン)が付属している。
同サンダルは、これまでにイタリア・ミラノで開催されたサローネ デル モビール(Salone del Mobile)をはじめ、ドイツ・ラームスにあるビルケンシュトック本社や、ニューヨーク・ソーホーにあるビルケンシュトックの米国初店舗、
ドイツ・シュトゥットガルトのヴュルテンベルク歴史博物館など、複数の展示会場で公開されたアイテム。ジョブズの元パートナー、クリスアン・ブレナン(Chrisann Brennan)は、2017年に行われたビルケンシュトック本社での展示会の際に、
「サンダルは彼のシンプルな暮らしの一部だった」と話した。またジョブズが、デザインの知性や実用性、快適性にこだわっていたことについてもコメントした。
サンダルは、調節可能なバックルと、スエードレザーのフットストラップが採用され、内側のエッジにはビルケンシュトックの刻印が施されている。
またコルクとジュートのフットベッドには、何年にもわたって形成されたジョブズの足跡が残っており、サンダルのゴム底には使用による激しい摩耗が見られるという。

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