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日医工は国が承認していない方法で薬剤を製造したなどとして業務停止命令を受け、売り上げが減少。

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同社によると、2016年に700億円超で買収した米国のバイオ医薬品子会社で、工場の本格稼働の遅れや価格競争の激化による収益悪化などで赤字が続いていた。

 米子会社は、今年6月末時点で、買収した企業の見えない企業価値を表す「のれん代」や工場などの資産を計約636億円分保有していた。
9月中間決算では、この多くを減損損失として計上することから、債務超過に陥る見通しとなった。

 米子会社は、22年3月期決算でも800億円超の減損損失を計上していた。

 日医工は22年3月期決算(国際会計基準)で純損失が1049億円と過去最大の赤字となり、今年5月にADRを申請。取引銀行などと協議しながら事業再生計画の策定を進めている