路線バスが住宅突っ込む、東京・町田 乗客ら8人けが

18日午後8時20分ごろ、東京都町田市能ケ谷7で「路線バスが住宅に突っ込んだ」と110番があった。警視庁町田署によると、乗客全員と運転手の10~60代の男女計8人がけがをした。いずれも命に別条はない。

署によると、バスは神奈川中央交通(神奈川県平塚市)が運行。道路沿いにある他の住宅の塀にもぶつかっていた。50代の男性運転手が「2つ前のバス停を出発した後から具合が悪くなった」と説明しているといい、署はドライブレコーダーの映像などを基に経緯を調べる。

署によると、事故現場から1つ前のバス停は乗降客がいなかったため通過し、100メートル以上暴走して住宅に突っ込んだ。2つ前のバス停では停車していた。運転手は「(1つ前の)バス停を通過した直後に記憶がなくなり、突っ込んでから意識が戻った。持病はない」とも話している。

現場は小田急線鶴川駅から北に約1キロの住宅街。バスは行き先を「鶴川駅」と表示したまま、住宅に正面から突っ込んでいた。近くの男性は「ドーンという地響きがした。バスには血だらけの人や倒れた人がいた」と表情をこわばらせた。

神奈川中央交通の路線バスを巡っては横浜市西区で2018年10月、赤信号で停車中の乗用車に追突し、乗客が死傷する事故が発生。事業用自動車事故調査委員会は運転手の失神が原因と認定している。〔共同〕

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