人口の9割を占めていた農民は、耕作や牧畜だけでなく、ブドウ栽培、森での伐採、道具の製作や修理、物資の運搬、ワインやビールの醸造など、明け方から日没までさまざまな労働に従事していた。
その過酷な労働を支えるため、他の階級と違って、1日の食事回数は3〜4回はあった。肉類などのおかずが少なく、鍋ひとつで作れるポタージュのような簡単な食事が特徴で、パンをたくさん食べ、ビールも多く飲んでいたようだ。
12世紀ごろになると、開墾が本格化して耕地も広がり、麦の収穫量も飛躍的に上昇する。14〜15世紀になると、ペスト流行や飢餓の時期をのぞいて、農民の生活水準もかなり向上し、一人当たり3000キロカロリー程度の栄養は確保されていたらしい。

>一人当たり3000キロカロリー程度の栄養は確保されていたらしい。

無茶苦茶食ってるな。豊すぎだろ