【北京共同】中国が米国の衛星利用測位システム(GPS)に対抗して構築した独自のGPS「北斗」を、発展途上国などに普及させる動きを加速させている。誤差5メートルの精度を実現したと説明しており、さらなる性能向上も目指す。軍事目的でも使っているとみられるが、平和利用をアピールしている。

 北斗は中国が打ち上げた30個の人工衛星で構成し、2020年7月に習近平国家主席が全世界での正式な運用開始を宣言した。携帯電話やカーナビへの位置情報提供のほか、列車運行や海運、災害救援といった分野の活用拡大を見込んでいる。

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