大学生4人が一軒家で“ナゾの刺殺” 凶器見つからず犯人どこへ？
アメリカ西部にある大学近くの住宅で20歳から21歳の大学生4人の遺体が見つかりました。
遺体には執拗（しつよう）な刺し傷があり、鋭利な刃物で殺害されたとみられています。犯人は今も逃走中で、小さな街が不可解な殺人事件に揺れています。
ケイリーさんのインスタグラムから：「毎日この人たちに囲まれて幸せ者だわ」
写真がSNSに投稿された数時間後、幸せなキャンパスライフは奪われました。写真に映る人物のうち4人が殺害されているのが見つかったのです。
地元警察：「地元企業でナイフが最近、購入された可能性があることが分かっていますが、今のところ容疑者は捕まっておらず、凶器も見つかっていません」
アメリカ・アイダホ州の一軒家。大学のすぐ近くにある家にケイリーさんら女子学生5人が住んでいました。
事件が起きたのは今月13日。
ルームメイトの携帯から通報：「部屋で気を失っている人がいる」
現場に駆け付けた検視官は、そこでありえない光景を目にします。
現場に駆け付けた検視官：「これは本当に悲惨な事件です。学生の1人は手に抵抗した時にできたと思わせるような切り傷がありました」
亡くなったのは家に住むマジソンさん（21）とケイリ―さん（21）、ゼイナさん（20）、そしてゼイナさんの恋人・イーサンさん（20）です。
4人は皆、ナイフのようなもので刺されていたということです。
警察によりますと、部屋に押し入られた様子はなく、当時他に2人のルームメイトがいましたが、けがはありませんでした。
アイダホ大学・学生新聞担当者：「一緒に住んでいた2人のルームメートにとってはトラウマになるような出来事であったことは理解しています。警察の捜査が進んだら様々なことが公表されるのではと思っています」
亡くなったイーサンさんの母親：「私たちは愛する息子たちの栄光をたたえるためにここにいます。イーサンは本当に素晴らしい人でした」
4人に何があったのでしょうか。
事件が起きたのは13日午前3時から4時の間。
その直前、午前1時40分ごろの映像には屋台で10ドルのカルボナーラを購入するマジソンさんとケイリ―さんの姿が。白っぽいスウェットがケイリーさん、黒のジャンパーがマジソンさんとみられます。2人は写真を撮ったり、楽しそうにしています。
警察が事件の詳細を明らかにしないことから情報は錯綜（さくそう）。
地元警察：「我々は以下の人物は、この犯罪に関与していないと考えています。生存した2人のルームメートとダウンタウンの屋台で目撃された白いパーカを着た男性です」
警察にはこれまでに19人を聴取、600以上の手掛かりが寄せられていますが、いまだ犯人像は絞り込まれていません。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000276830.html
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