自民党の甘利明前幹事長(73)=衆院比例南関東=が次期衆院選で新たに誕生する神奈川20区(相模原市南区、座間市)からの出馬を目指すことが26日分かった。
後援者ら複数の関係者が明らかにした。  

甘利氏は中選挙区制時代の1983年に旧神奈川3区から出馬し初当選。以降、13期連続当選し労相や経済産業相、党政調会長などを歴任した。
第2次安倍晋三内閣では経済再生担当相として官房長官の菅義偉氏(2区)と共に政権を支えた。岸田文雄首相のブレーンも務めている。
小選挙区制移行後は13区(大和、海老名、座間、綾瀬市)を地盤としてきた。昨年10月の前回衆院選は立憲民主党の太栄志氏との一騎打ちとなり5千票余りの差で敗れ比例で復活当選した。

今月18日に成立した小選挙区定数の「10増10減」を反映した改正公選法で13区は13、16、20区への分割が決定。
甘利氏周辺によると「中選挙区制時代に旧3区の主要地盤だった相模原市の関係者から、街づくりなどへの協力を求められている」という。

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