フライパンが長持ちする5つのポイント

――フライパンが長持ちするポイントを教えて。 5つお伝えします。

(1)急冷しないこと。急激な温度差はフライパンが悲鳴をあげます。傷む原因となるので、熱々のままではなく少し時間を置いてからお手入れしてください。

(2)保存は一昼夜まで。フッ素樹脂加工には目に見えない小さな穴が存在します。そのため、調理したものを長期間保存すると、塩分などの成分が徐々に染み込んで、加工がはがれる原因になります。保存容器などに移していただくのが好ましいですが、保存は一昼夜を目安にお願いします。 ――そのほかにはどんなポイントがある?続きを教えて。

(3)使用ごとに油を薄く引くこと。油を引くと急激な温度変化を抑えられるので長持ちします。焦げ付きやすくなってきてからではなく、新品のうちから引くことをお勧めします。「油を引かなくてOK」とある製品もありますが、当社としてはお勧めしていません。

(4)調理は中火以下ですること。急激な温度上昇が起こらないよう、調理は中火以下の火力ですることをお勧めします。コンロを使う場合は、炎が底面からはみ出さないように使用するのがお勧めです。炎がはみ出ると取っ手に当たって焦げる場合があり、危険でもあります。

(5)鋭利なものは使用を避けること。フライパンの表面に傷が付くと、そこから加工のはがれが起こります。金属製のキッチンツールは、金属製が使用可能と明記されているフライパンでのみ使えます。その際は表面を傷付けにくい、角の丸い滑らかなものをお使い下さい。木製や耐熱樹脂製のツールを使うと表面の加工が長持ちします。


フライパンの寿命は使い方に影響されるため、高価なものが必ずしも長持ちすると断定はできません

https://news.yahoo.co.jp/articles/4b45e84c08ec17a4da86f6e9aecd4cdfb88a7c31