【速報】「父親に無罪判決」生後7か月の長女をマンションの風呂場で窒息死させた罪に問われた裁判「突然死の可能性を否定できず、窒息死を示す積極的な所見ない」大阪地裁

12/2(金) 14:50配信

 生後7か月の長女を窒息死させた罪に問われている父親の裁判で、大阪地裁は父親に無罪を言い渡しました。

 起訴状などによりますと、篠原遼被告(27)は3年前、当時住んでいた堺市のマンションの浴室で、生後7か月だった長女の咲舞ちゃんの首を手で圧迫するなどして窒息死させた傷害致死の罪に問われています。

 これまでの裁判で篠原被告は「娘を傷つけるようなことはしていない」と起訴内容を否認していて、弁護側は「慢性心不全や不整脈によって突然死となった可能性は否定できない」として無罪を主張していました。

 一方、検察側は「2人きりの時に容体が急変していて病死というのはあまりに偶然すぎる」として、懲役5年を求刑していました。

 12月2日に開かれた裁判で大阪地裁は長女に2つの遺伝子の変異があり、「変異が突然死の可能性を高めることも否定できず、また、窒息死であることを示す積極的な所見がなく、検察官は犯罪の立証ができていない」として、篠原被告に無罪を言い渡しました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c55cda0c1056ab87c0753fa57f3d7feb28073070