現役時代には気づかなかったAV出演のリスク、元クイーン女優が今だから言えること

「私がAVデビューしてからもう28年。そのなかで気が付いたことは、AVに出演した本当のリスクというのは、
10年、20年経たないとわからないということでした。
今回のAV新法は未成年者取消権がなくなってしまうことに端を発したことなので、
そのこと(未成年者取消権の有無)について話せるAV女優さんはたくさんいるかもしれません。
でも、時間が経過してからの現状について伝えられるのは自分しかいないのではないかな、と。
(略)

「そしてもう1つは、AVに出演していたことを知らせないでパートナーシップを組んだ相手との関係。
これは、最近私のところにも相談が増えている案件ですが、
アダルトビデオを見ていたら、自分の妻やパートナーが過去に出ていたものをたまたま見てしまい、
それがきっかけで口論に…といった内容です」

2つ目に関しては、特にここ1年ほどで相談件数が増えているというが、その背景にはコロナ禍も大きく影響していると分析する。

「実は、コロナ禍になってから、シニア層のAV鑑賞率が上がっていると言われています。
理由としては、だんだん娯楽がなくなり、向かった先の1つがアダルトビデオだったというニュースもありました。
そんなふうに、AVの鑑賞者数が全体的に増えていくなかで自分のパートナーが
過去の作品に出ているものを見つけてしまうことがあるようです。

これはあくまでも氷山の一角です。
ここ数年性で悩んでいる方が悩みを打ち明けやすい環境になっていることも、
相談件数の増加に関係しているように感じています」
https://www.moviecollection.jp/news/174453/