日本サッカー協会(JFA)の最高顧問を務める川淵三郎氏が語った中国サッカーの問題について、中国のファンが反応した記事について再掲する。

https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=122260

 日本サッカー界の重鎮の発言が、中国で小さくない反響を呼んだ。

 Jリーグの初代チェアマンや日本サッカー協会(JFA)の会長を務め、現在はJFAの最高顧問を務める川淵三郎氏が7月14日、中国の新華社通信のインタビューに対応。
中国サッカーの問題点について語った。

 川淵氏は「東アジアでサッカーが盛んな韓国、日本、中国の中で、中国人選手の給料が最も高い。なぜ中国代表のレベルが上がらないのか」と問題提起。
「 (給料が高すぎるため)現状に満足してしまっているのが主な理由だ。選手に世界に出て自分より強いチームと競争するモチベーションがなく、これが中国サッカーの進歩を妨げている」と指摘した。

 さらに、「カタール・ワールドカップのアジア予選で日本との2試合を観戦したが、中国はかつてないほど弱い。すごく驚いた。これは中国を代表して、ワールドカップで絶対に活躍するという気持ちを、選手全体がほとんど持っていないからだと思う」と続け、こう言い放った。

「30年前、中国にプロリーグができた時、アジアで最初にワールドカップで優勝するのは中国だと私は言った。それだけ優秀な選手がいて、人口も多かったからだ。しかし、この体たらくだ。それは選手たちに代表に対する憧れがないからだとしか思えない」
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 この発言は『鳳凰網体育』や『捜狐』など様々な中国メディアに取り上げられ、そのコメント欄には次のような声が多数寄せられた。

「よくぞ言ってくれた!」
「全くの正論だ」
「おっしゃる通りだが、変えようとしないだろう」
「この考えに同意する。中国リーグの選手の給与、評価、インセンティブのメカニズムを改革することを提案する」
「中国サッカー協会支配してカネを稼いでいる。これが犯人だ」
「この日本人は理にかなっている」
「給料を下げても、レベルは上がらないだろう」
「中国の男子代表は、カネで甘やかされた子供の集まりだ」
「中国代表は本当に恥だ」
「日本人から指摘されて恥ずかしくないのか」
「根本的な育成システムが整っていないほうが問題だ」

「よく代弁してくれた」と考えるファンが少なくないようだ。