各省庁の大臣、副大臣、政務官の「政務三役」には、それぞれの役所から秘書官がつけられる。彼らは各省庁のエースやエース候補であり、いわば霞ヶ関のトップエリートたちだ。そんな”超エリート”のひとりがひっそり逮捕されていたことが「FRIDAYデジタル」の取材でわかった。関係者が語る。

「経済産業省の政務官である里見隆治氏の秘書官であるS氏です。彼は37歳の経産省の官僚で、今年8月の里見氏の政務官就任にともない秘書官になりました」

S氏は地方国立大の院を卒業後、経済産業省に入省。再生可能エネルギーなど、主に環境政策に従事していたという。

事件が起きたのは11月19日未明のこと。この日、S氏は自宅にマッチングアプリで出会った20代後半の女性を招いていた。

「S氏とこの女性は2年ほど前にアプリで知り合ったようです。この日、S氏は女性がSNSで自分を中傷する内容を投稿していたことに腹を立てた。そして携帯電話を投げつけ、彼女の右眼と脇腹にケガを負わせたのです。女性は『右眼球内出血』という状態だそうです」(同前)

S氏は同日午前4時頃、現行犯逮捕されたという。

「S氏は地検段階で釈放されていますが、その際に口頭で警告が行われたようです。今回の件だけではなく、S氏には過去に犯歴があることもわかった。06年に三重県で遺失物の横領で微罪処分を受けていたのです。そのような人間を政務三役の秘書官につけていたということで、省内では批判の声もあがっているようです」(同前)

里見氏に取材を申し込むと、以下のように回答した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2d242e4778039a3a1eaeb361d764c411a7866f72