2017年に米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設への抗議活動中に沖縄県警に逮捕された猪股東吾さん(40)が、産経新聞社のインターネットの記事で中傷されたとして、同社に110万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は8日、名誉毀損を認め22万円の支払いを命じた。猪股さんは「大袈裟太郎」の芸名で活動している。

 記事は基地容認派の間での評判として、猪股さんが暴力を振るい仲間割れを引き起こしたなどと紹介した。飛沢知行裁判長は暴力に及んだとは認めがたいとし「粗暴な人物であるなど否定的な評価がされる可能性がある」と指摘した。
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