https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC021YK0S2A101C2000000/

ホンダの採用担当が選んだ就活生必読記事

(1)人的資本、集めるより創る

【選んだ理由】「企業はヒトなり」と言うことがあります。「経営資源(ヒト・モノ・カネ)」の中で最も伸縮性があるのはヒトです。テクノロジーの進化や新たな価値の創出の全ての源泉はヒトに他なりません。その力はモチベーションや学びで大きくも小さくもなります。学びによって、できないことができるようになることや、何歳になっても成長し続けることができるというヒトの可変性に改めて気づくことができる記事です。皆さんも自分の可能性に限界を設けず、常に新たな自分を追い求めることで世の中への貢献や自己実現につなげていただきたいです。
(2)ホンダと茨城・常総市など 社会課題解決でタッグ

【選んだ理由】茨城県常総市で実験が始まったのは、スマートフォンの会話で呼び出し、人と意思疎通ができる「協調人工知能(AI)」を持つ超小型電気自動車(EV)です。この技術を使い、多様な人が移動しやすい街づくりに着手しました。新たな街を一からつくるのではなく、今ある街にAIや知能化マイクロモビリティを導入するのが特徴です。慣れ親しんだ街に利便性を加える技術を提供します。ホンダとしては「2030年以降にこの技術が完成すれば、常総市だけでなく全国、そして世界に水平展開していけるのではないか」と期待しています。
(3)「バカ」にされるうちに突っ走れ ミクロに宿る商機

【選んだ理由】この記事では、当初は嘲笑されながらも、信念を貫き、成功するまで諦めずにやり抜く姿勢に触れることができます。何か新しいことに挑戦するとき、最初から全員が応援してくれる状況は珍しく、くじけそうになることがありますよね。しかし、新たな価値や喜びを生み出すためには、自分を信じ、勇気をもってまい進していく必要があります。ホンダもビジネスジェット「ホンダジェット」の開発など、常識を覆す開発を行ってきました。信念をもってやり抜くことの価値や重要性を改めて感じています。

今後注目するニュース「イノベーション」
世界は過去に例をみないスピードで変わり続け、これまでの常識は通用しなくなっています。企業には今、新たな製品を生み出す技術力だけではなく、組織やビジネスモデルのあり方を根本から変える全方位的なイノベーションが求められています。ホンダは創業74年を迎えましたが、現在を「第二の創業」と位置づけ、新たな価値や喜びの提供を目指しています。

ホンダがほしい人材
当社には「人間は本来、夢や希望を抱いてその実現のために思考し、創造する自由で個性的な存在」という基本理念があります。意欲のある個が共鳴し、現在のホンダを作りました。これからもその理念は変わりません。今後さらなる挑戦を続けるためには、ありたい姿を描き、主体性と責任感、成長意欲を持つだけでなく、周囲の人を巻き込みながら夢の実現に向け果敢に進むことができる人材が不可欠です。

学生へのアドバイス
就活では、周囲の目やトレンドのようなものに気を取られると思います。色々な企業の説明会に参加し「どれも捨てがたい」と感じ、悩むことも多いと思います。ですが肝要なのは、自分にとって良い会社を選ぶことです。そのためには自分のことを理解することが欠かせません。自分は何に喜びや悲しみを感じるのか、モチベーションが上がるのはどんなときか、大切にしている価値観は何か。過去を振り返り、未来を想像しながら、「自分自身の説明書」を作り、自分のために最高の就活をしていただきたいです。