長崎県佐世保市の市立中で11月、1年生の男子生徒が同じ部活動の上級生から給油用ポンプを肛門に差し込まれ、けがを負っていたことがわかった。市教育委員会は、いじめと判断し、有識者らによる第三者委員会を設けて経緯を調査する。被害を受けた生徒は精神的なショックを受け、登校できない状態という。

 市教委によると、生徒は11月中旬、昼休みに体育館でトレーニングをしていたところ、複数の2年生の男子生徒から、床用のワックスをくみ上げる際に使っていたポンプを肛門に差し込まれ、全治1週間のけがを負った。学校は全校集会と保護者会を開き、経緯を説明したという。

 市教委は、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に当たると判断。第三者委を設置して経緯を調べる方針で、市教委学校教育課は「生徒の体と心を傷つける事案が発生し、大変遺憾。被害を受けた生徒と保護者に寄り添って誠実に対応したい」としている。
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