大阪府の米10キロ支給、お米券での配布も検討…住民「現物支給よりもっと多く買える」
12/11(日) 10:03配信

 大阪府が物価高対策として、18歳以下の子ども約139万人に1人米10キロ相当を現物支給するとした方針を巡り、新たにお米券での配布を検討していることがわかった。現金や商品券での給付を求める声が多いためで、お米券での受け取りも可能にするという。

 吉村洋文知事は11月25日、「子育て世代の食費負担を軽減したい」として、来年3月から府内の子どもに米10キロ相当を現物支給する意向を表明。一方、現金や商品券の支給に関しては「(保護者の)パチンコ代や遊興費にならないようにする」と否定していた。

 府は配送費を含めた経費を1人約5000円と試算したが、スーパーでは米10キロを3000円程度で販売している。このため、住民から「現金や商品券ならもっと多くの米を買える」との意見のほか、府議からは「現物で支給されれば地元小売店の売り上げが減る」との懸念が示されていた。

 吉村知事はお米券の配布検討を庁内に指示。米以外の希望者には、5000円相当の別の食料品を選べる仕組みも導入するという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/82a4a33d219233ec27799de4b1a07b2c7403c5b9