https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221005/7000051280.html
オホーツク産の小豆をパン製品に 北見市で関係者が意見交換
オホーツク産の小豆をパン製品に積極的に使ってもらおうと、地元の農協とパンメーカーなどが北見市で意見交換を行いました。
この意見交換会は北海道産の小豆の活用を進めようとホクレンなどが開き、オホーツク海側の5つの農協や大手パンメーカーなどからおよそ30人が参加しました。
席上では農協などが小豆の生産は天候に左右されやすく収穫量や価格が安定しないと説明し、パン製品への使用を進めるには生産者とメーカーが事前に決めた価格帯などで売買する「契約栽培」を増やすべきだと呼びかけました。
一方、メーカー側からは「契約栽培の価格帯の設定が課題になるが、双方にメリットがある」「原材料費の高騰で難しい面もあるが、国産小豆には安心安全のイメージがある」といった意見が出されました。
参加した「山崎製パン」の荘司芳和購買本部長は「消費者には『北海道産イコール食のおいしさ』だと理解されている。契約栽培についてもじっくりと考えたい」と話していました。
女満別町農協経済部の遠野祐一部長は「コスト面で国産小豆を使いづらいことが分かった一方、メーカーが道産小豆を使った商品開発を進めていることも知り、ありがたかった。小豆を安定供給できるようにしたい」と話していました。