荷台から飛び降りて骨折 ドライバーの労災申請で憤り|物流ニュース|物流ウィークリー|物流・運送・ロジスティクス業界の総合専門紙
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大阪府岸和田市で地場輸送をメインに展開している運送会社の運行管理部長は、ドライバーの労災申請について憤りを感じているという。

同社はパレット積みやバラ積みなど多種多様な配送に対応。様々な仕事をするなかでトラックの荷台から下りる際のマニュアルも作成するなど、安全面に配慮し指導していたというが、「ドライバーが荷台から落ちて骨折してしまった」とのこと。

同部長は、「積み込み時に足を滑らせて荷台から落ちたと思っていたが、そうではなく、自ら飛び降りて骨折したと聞いてビックリした」と呆れる。

「マニュアルを用意するなど安全のための指導をしていても、ドライバーの意識が低いと事故は起こってしまう。病院で『仕事中にケガをした』と言われてしまうと、労災を申請しないといけない」と嘆く。

「労災申請で手間や時間がかかるだけでなく、ドライバー自身も2か月ほど仕事ができず、会社にとって良いことが何もない。ドライバーの意識の低さのせいで無駄な作業を増やされて、こちらとしては非常に困る」と話す。