たい焼きで鶴田を元気に 故郷で小野さん開店

生まれ育った町を盛り上げたいと、青森県鶴田町の小野達郎さん(26)が町中心部でたい焼き店「鯛郎(たろう)」を始めた。開店から2カ月。「思っていたよりお客さんが来てくれる。町で一番の店にしたい」と意気込んでいる。
同町で生まれ育ち、五所川原農林高校(五所川原市)を卒業後、大阪、都内で働いた。今年2月、約7年ぶりに町に帰ると、活気がなくなっていた。「お菓子屋に、もんじゃ焼き屋に…。小さい頃に行った店がなくなり、寂しかった」
少しでも活性化につながればと、老若男女に人気があるたい焼きの店を始めようと決意。物件を探すと、JR陸奥鶴田駅と町役場の中間にある好立地の空き店舗が見つかった。水色を基調にした内壁のイラストは、アーティスト活動をしている友人が手がけた。
10月1日に開店。円形のたい焼きは十勝つぶあん(160円)のほか、紫いも(180円)、ショコラ(170円)、ハムマヨチーズ(180円)などの種類がある。小野さんは「薄皮でパリパリ。中はもちもちで、あふれ出すぐらい中身が詰まっている」と魅力を語る。
同店店長と建築関係の仕事を兼務する。「子どもからお年寄りまで、さまざまな人が買いに来てくれる。たい焼きと言ったら『鯛郎』と言われるような店にしたい」と目を輝かせた。

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