「ツインデミック兆しも」検査キット購入呼びかけ 埼玉知事
埼玉県の大野元裕知事は12日の記者会見で、インフルエンザによる学級閉鎖が県立高校で発生したことや、新型コロナウイルスの新規感染者が引き続き増加傾向にあるとして「インフルエンザと新型コロナのツインデミックの兆しも疑われる」との認識を示し、県民に警戒を呼びかけた。
県内の公立学校でのインフルエンザによる臨時休業は令和2年4月以降実施されていなかったが、県東部と南部の県立高校で12日からインフルエンザによる学級閉鎖となった。
大野知事は「インフルエンザの場合には発症から48時間以内に抗ウイルス薬が必要になる」とし、検査や治療を円滑に進めるためにも「新型コロナの抗原検査キットを事前に購入することが効果的」と指摘した。
一方、県内の新型コロナウイルスワクチンの4回目接種率が10日時点で40・2%にとどまっていることについて「非常に低い数字」とし、長期休暇後などに感染者数が増加した事例を踏まえて「年末年始の前にワクチンを接種してもらいたい」と強調した。
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