2022年12月4日に下北沢B&Bで行われた、女性芸人の立ち位置の変遷を、
人気女性芸人らのインタビューを通して描いた『女芸人の壁』筆者・西澤千央さんと、
コラムニストの能町みね子さんの対談の一部を抜粋・編集したものを掲載します。
(略)
今、女性芸人の数がすごく増えている一方で、それが必ずしもキャスティングにつながっていっていない現状はあるのかなと。
以前能町さんがツイッターでおっしゃってた、芸人25人がチームを作ってコントで競い合うネタ番組
「ドラフトコント2022」で女性芸人が1人しかキャスティングされなかったことなど、象徴的だと思うんですけど。

芸人の男女比が、24:1だったコント番組
能町 実は昨年も同じ番組が放送されていて、その時は女性芸人が5人いたんです。
それが1人に減っちゃって「エーッ」って。
コントだから別に何の制限もないし、どうせ男性芸人に女装させて女役をやらせるんだろうし、
なぜもっと女性芸人を出さないのか。

そもそも、24:1ってありえない、と思ってツイートしたら、
「実力順に選んだんじゃないですか」ってリプライが来たりして……。
実力の1位から順に選んでキャスティングしてるなんて本気で思ってるんですかね。 

西澤 能町さんのツイートへの反響を見て、この指摘に対して、こんなに反発する人がいるんだ、とびっくりしました。
https://bunshun.jp/articles/-/59376?page=2