>>86 クマ対策、山にドングリをまくのは大丈夫? 専門家、生態系への影響を危惧
https://nordot.app/716919309475938304?c=113147194022725109 >一般社団法人日本ヴィーガン協会(兵庫県)は2020年10月、
>千葉市や神戸市などのカフェや雑貨店でドングリを回収し、山に届ける事業「どんぐりすてーしょん」を立ち上げた。
くまさんを助けたい脳味噌お花畑の人達
https://pbs.twimg.com/media/ExNpSeEVEAQs79-.jpg >協会によると、各地から届いたドングリは800キロを超える。
>北陸などの山間部へ運び、地元の人や動物保護団体の協力でクマの通り道やえさ場に置いた。
>協会の三宅久美子(みやけ・くみこ)代表理事(58)は「保育園児たちが集めてくれた例もあった。
>子どもが公園で拾えるような気軽さが大きな反響につながったのかもしれない」とみる。
>人に近づく個体は殺処分される場合もあり、「あくまでクマの命を守るための緊急の措置。
>殺処分にショックを受ける人に希望を与えたい」と語る。
↓専門家の意見
>各地で集めたドングリを人為的にまく行為は、その土地の生態系を乱す危険をはらむ。
>森林総合研究所(茨城県)が11年に作成した「広葉樹の種苗の移動に関する遺伝的ガイドライン」によると、
>天然の樹木は長い時間をかけて気候変動に対応し、分布域を変えるなどしており、
>「人為的にかく乱すると、集団や種の衰退につながることがある」という。
>ガイドの作成に関わった同研究所の松本麻子(まつもと・あさこ)研究員は「樹木の成長は年月がかかり影響が見えにくいため、
>顕在化した時には手遅れとなっている恐れがある。予防的な措置の観点で、樹種はなるべく移動すべきでない」と指摘する。
日本クマネットワーク
ツキノワグマのために各地で集めたドングリを山奥に蒔く活動に関する見解
https://www.japanbear.org/other/other-1894.html >日本クマネットワークでは、現段階でツキノワグマの出没への対策として「ドングリ蒔き」活動は実施すべきではないと考えています。
>1) 交雑、病気の持ち込みなどによる地域固有の生態系への悪影響
>2) ブナ科の木の世代交代への悪影響
>秋にツキノワグマの食物不足が発生する主な原因としてドングリ類の凶作があります。
>ドングリを実らせるナラやカシなどブナ科の樹木が結実量を年によって変動させるのは、
>これらの植物が本来持っている特性です。ブナ科の樹木は、毎年同じように果実をつけないことで、
>ドングリ類を食物とするネズミなどが増えすぎないようにし、樹木の繁殖がうまくいくように調整していると考えられています。
>そのため、本来ドングリ不足で減少するはずであったドングリ類の捕食者が、給餌により不自然に増え、翌年の樹木の繁殖がうまくいかない可能性があります。