キーウ 20日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、東部ドネツク州の激戦地バフムトを訪問した。大統領府によると、現地の軍関係者と会い、表彰などして激励したという。

一方、19日にロシアのドローン(無人機)攻撃を受けた首都キーウでは電力が「危機的」水準に落ち込み、供給は需要の半分にも満たない状況となっている。

キーウ州のクレバ知事によると、19日にエネルギー施設がロシアの無人機攻撃を受けた影響で、州の80%で停電が2日目に入っている。

国営電力会社ウクレエネルゴによると、首都キーウで必要な電力の半分足らずしか供給できていない。電力供給が不安定なため地下鉄は朝のラッシュ時間に一時運行を停止した。

国連は、ロシアが電力施設への攻撃を強化した10月以降、ウクライナのエネルギー施設の約50%が破壊されたと推定している。この時期、キーウ周辺は日中でも気温が氷点下となる。
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