岡山県倉敷市の旧家で、幕末に攘夷(じょうい)を主導した水戸藩主・徳川斉昭(なりあき)の未発見の書簡16点が見つかった。

 腹心の藩士で、水戸学の思想家・藤田東湖とやり取りしたもので、来航したペリーら米国の使節団の殺害方法などを詳細に相談する内容。専門家は「斉昭の実像を深く知るための貴重な史料」としている。

■大久保、木戸ら幕末人物史料も

 書簡が見つかった江戸末期から塩田開発で栄えた旧野崎家住宅には、約10万点の史料が保管されている。今回はその中から、書簡16点のほか、約90点の史料が見つかり、2014年から岡山県立博物館が調査してきた。
旧野崎家住宅を管理する公益財団法人・竜王会館が20日、発表した。

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