研修医が救急車私的利用か 駅付近に送らせ下車
2022/12/21 23:26

愛知県江南市消防本部の救急車が病院に患者を送った帰りに、同乗していた20代の女性研修医から私的な要望を受け、本来の帰路を外れて名古屋市内の駅付近まで送っていたことが21日、同本部への取材で分かった。同本部は「医師の要望によるものだったが、誤った判断だった」としている。

同本部によると、16日午後5時20分ごろ、江南厚生病院(同県江南市)から患者の病院間搬送の要請が入ったため、この病院の研修医と患者を救急車に乗せ、同県長久手市の別の病院に搬送した。

午後6時40分ごろに江南厚生病院に戻るため出発した後、救急車内で研修医から「私用があるので名古屋駅か伏見駅で降ろしてほしい」との要望があった。

救急隊側は、大きく回り道する必要があったため拒否。だが最終的に本来の帰路に近い名古屋市内の藤が丘駅付近で降ろしたという。

https://www.sankei.com/article/20221221-BQUYA5HT5NLF3EGBJHK7YIMJ5E/