https://news.yahoo.co.jp/articles/2cc2b994188b91af36f0999b75fcd025adfe3a62?page=2


AFは、雪による立ち往生を想定した、極寒のなかに止めた車内で、一晩過ごす際の対策について検証。
実験が行われたのは2014年2月、場所は長野県、時間帯は午後11時から翌午前7時。同じダウンジャケットを着て、下はジーンズで統一した4人のモニターが、それぞれ違った寒さ対策を行い、エンジンを切った車内でどこまで耐えられるか、という内容で行われました。寒さ対策は、

・対策なし
・毛布と使い捨てカイロ
・冬山用の寝袋
・エマージェンシーシート(薄くて軽いアルミシート)

の4つ。2台のテスト車両(トヨタヴェルファイア)に2人ずつ分かれて乗り込み、午後11時実験開始。
実験開始時の外気温はマイナス10.2度、車内温度は25度(2台とも)だったそう。

その結果、実験開始から2時間45分が経過した、午前1時45分に、「対策なし」のモニターが、ギブアップ。足
先の感覚がなくなってきていたそうです。
この時の車内温度はなんと1.8度だったそう(外気温はマイナス11.1度)。
また、「エマージェンシーシート」のモニターも、午前4時27分にギブアップ。
このときの車内温度はマイナス3.9度(外気温はマイナス12度)にまで低下していたそうです。
エマージェンシーシートは、通気性がないことから、当初汗をかいたそうで、それが冷えることでも寒さにつながったようです。

残る2人のモニターは午前7時の実験終了まで耐えることができたようですが、寝袋のモニターは「朝方がきつかった」とし、毛布+使い捨てカイロのモニターは、「カイロに助けられた」とのこと。
実験終了時の車内温度は、マイナス7度(外気温はマイナス12.9度)だったそうです。