警察官装い1千万円受け取った容疑、逮捕の19歳女「実家にお金を」（朝日新聞デジタル）
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警察官になりすまして高齢者から現金を詐取する特殊詐欺グループの現金受け取り役（受け子）だったとして、警視庁は職業不詳の女（19）=神奈川県藤沢市=を詐欺と窃盗の疑いで逮捕し、22日発表した。女は容疑を認め、「今年8月に新型コロナウイルスに感染し、仕事を辞めた。実家に月15万円ほど入れる必要があり、振り込め詐欺とわかりながらやっていた」などと話しているという。
武蔵野署によると、女は10月29日、署員になりすまして東京都武蔵野市の70代女性方に「（女性の）自宅の現金に偽造紙幣が混ざっている」「警察官がうかがうので一時的に預けてほしい」などと電話でうそをついて現金をだまし取る詐欺グループの一員として、女性警察官を装って女性宅を訪問。女性から現金1千万円を受け取って詐取した疑いがある。
また、女性のキャッシュカードを封筒に入れさせて受け取り、代わりにカード大に切った下敷きを入れた封筒を女性に返す手口でキャッシュカードを盗んだ疑いもある。カードからはその後、計約320万円が引き出されていた。
署は、女が今回の事案を含めて都内で計4件、被害額計約3800万円の特殊詐欺に関わったとみている。女は「関東圏を中心に全国で約30件、受け子をした」と話しているという。（比嘉展玖）
