津波のとき、車避難はダメなのか? 東日本大震災の教訓から学ぶ現実的な対策
読売新聞が福島県いわき市内で撮影されたものをツイッター上にアップした。避難する住民の車で道路が渋滞していることがわかる。
これに対して、ネット上では「教訓が生かされていない」「車社会の地域の課題」などと声が上がった。車で避難する様子は、住民らもツイッターなどに次々とアップした。
そもそも車での避難をめぐっては、東日本大震災のときから議論が積み上がっている。東京大大学院で災害研究を進めている関谷直也・特任准教授(社会心理学)は、2012年の論文で検証している。
車での避難禁止を呼びかけるだけで、問題は解決するのか。国土交通省の調査などでも、車での避難を選択した人は、決して少数ではない。そもそも、車で避難をした人たちは安全意識が低いわけではなかった。
車避難を選択した理由は「車でないと間に合わないと思った」「家族で避難しようと思った」などが上位となり、「家族に避難困難者がいた」と答えた人も決して低くない割合で存在した。

※画像は午前7時ごろのいわき市小名浜地区の様子
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161122-00010005-bfj-soci

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