米NVIDIAは4日(現地時間)、ハイエンドGPU「GeForce RTX 4070 Ti」を発表した。5日にも販売が開始される予定で、ASUS、Palit、PNY、ZOTACなどが搭載カードを発表した。

 GeForce RTX 4070 Tiは、10月発表当初「GeForce RTX 4080 12GB」という名前であったが、その上位の「GeForce RTX 4080 16GB」とスペックの格差が大きく、GeForce RTX 4080 12GBとしては“名前が紛らわしいため”発売中止となったGPU。このたび4070 Tiという名前で登場することとなった。
 上記の表を見れば分かる通り、4070 TiはGPU的には21%ほど規模が小さく、メモリ容量は25%、バンド幅は30%近くシュリンクしている。
 一方、旧世代と比較すると、DLSS 3といった新技術に対応し、フレーム補間を行なうことで従来のGeForce RTX 3090 Tiをも上回る性能を達成できるほか、デュアルAV1ビデオエンコーダといったAda Lovelaceアーキテクチャの新機能も利用できる。

 同社は、主にGeForce GTX 1080 TiおよびGeForce RTX 2080ユーザーの乗り換えを想定している。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1467478.html