2023/1/4

ワクチン接種率が高い州ではコロナ死亡が減少 米国の研究


米国で新型コロナウイルスのワクチン接種率が高かった州では、低かった州に比べて
コロナによる死亡や超過死亡が少なく抑えられていたことが、米国の研究で分かりました。

米国では、デルタ株とオミクロン株の流行期に計37万298人が新型コロナウイルス感染症により死亡していました。
死亡率は10万人あたり111.6人で、デルタ株流行期間は10万人あたり60.9人、オミクロン株流行期間では10万人あたり50.6人でした。

米国内でワクチン接種率がトップ10に入った州の コロナによる死亡率は、10万人あたり74.7人で、下位10州 (10万人あたり146人)のほぼ半分でした。

米国のワクチン接種率の上位10州と同じ接種率が米国全土で実現していたなら、米国全体で12万2304人
(デルタ株流行期に10万8916人、オミクロン株流行期には1万3388人)が新型コロナウイルス感染症による死を免れたと推定されました。

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/050800004/122600209/

ワクチン接種率が高かった上位10カ国と米国の新型コロナウイルス感染症死亡率
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