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「BTSメンバーの帽子」をネットに出品 元外交部職員が容疑認める=韓国

韓国のソウル瑞草警察署は7日、人気グループ、BTS(防弾少年団)のJUNG KOOK(ジョングク)さんのものとみられる帽子をフリーマーケットサイトに出品し、販売しようとした出品者が容疑を全て認めたと発表した。

 この出品者は外交部の元職員で、先月17日にフリマサイトに「JUNG KOOKがパスポートを作るため外交部を訪問した時に帽子を置き忘れていった」とし、帽子を1000万ウォン(約104万円)で販売すると書き込んだ。

 また、拾得物を届けてから6か月間、電話や訪問による問い合わせがなかったため、拾得者が所有権を得たと主張したが、実際に外交部や警察には拾得物の届け出がなかったことが確認され、問題となった。

 出品者は出品を削除し、翌18日にソウル郊外の京畿道竜仁市内の派出所に出頭して自首し、帽子も提出した。出品者の職場だったと推定される外交安保センターがあるソウル市瑞草区を管轄する同警察署に事件が移管された。

 同警察署は、帽子がJUNG KOOKさんのものだったのかを確かめるためBTSの所属事務所に事実関係の確認を要請したことろ、事務所側は今月初めに「その場所(外交部)で帽子を紛失した」と返答した。

 帽子が実際にJUNG KOOKさんのものだったことが確認されたため、出品者は占有離脱物横領の罪に問われる可能性が高まった。占有離脱物横領の罪は1年以下の懲役または300万ウォン以下の罰金が科される。