Colabo仁藤夢乃さんの「キモイ」は女性を守るセンサー 少しでもマシな世界になりますように

 Colaboへの攻撃は、それだけColaboの活動が世に影響を与えてきたことの証しでもあろう。もの言う女性への攻撃、フェミニズムへのバックラッシュはくり返され続けているが、それでも、Colaboの活動を支援する声も決して小さくはない。仁藤さんへの攻撃に対し、桐野夏生さんら文化人をはじめ、多くの人が支援の声をあげ始めてもいる。

 2023年が始まった。Colaboをはじめ、若年女性支援団体関係者にとってはつらい年明けになってしまったが、このことによって現場が萎縮しないことを望みたい。それにしても、このバックラッシュの正体については、丁寧に考えていきたいと思う。いわゆる“ネトウヨ”と呼ばれる人々を増産し、ヘイトスピーチを助長するような空気をつくってきた安倍さんという“大きなリーダー”が亡くなったことと、今のこの空気はどのようにつながっているのかなど、安倍さん不在後のネットの世界、女性をめぐるリアリティーについても、考察すべきことなのかもしれない。

 少しでもマシな世界になりますように。祈るようなそんな気持ちだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/501badb3719652f3a0fbc1f2800ce8c660ebaf72?page=3