日本のパスポート、5年連続で世界最強-2位はシンガポールと韓国

日本のパスポート(旅券)が5年連続で世界最強となった。ヘンリー・パスポート指数によれば、日本の旅券はビザ(査証)なしで国外の193都市に行くことができ、これは世界最多。

ただ、このことは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後に旅行需要が持ち直したからといって、多くの日本人が海外旅行を楽しんでいるということは意味しない。

日本の外務省によると、2021年末時点で有効なパスポートは2400万通のみ。1年前と比べ300万通余り減り、パスポート保有率が日本国民全体の2割にも届かないことを意味している。

シンガポールと韓国はいずれも192都市と、共に2位の座を守った。ドイツとスペインが続き、その他の欧州諸国も上位を占めている。

米国のパスポートは186都市にビザなしで行け、スイスとニュージーランド、ノルウェーと同数。中国は80都市、ロシアは118都市、最低はアフガニスタンの27都市。

ロンドンのコンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズが、国際航空運送協会 (IATA)のデータを用いて199カ国・地域が発給したパスポートの227都市へのアクセスについてランク付けした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/aab970491a5362e64e254195ad8f4c3c5598bf7a