最高速度120kmに引き上げ 東北道の佐野藤岡-岩槻IC間で
栃木県警は15日、東北自動車道の佐野藤岡インターチェンジ(IC)以南で10月12日午前10時から、最高速度を現行の100キロから120キロに引き上げると発表した。引き上げで渋滞解消などの利便性向上が見込まれる。最高速度120キロの本格運用は全国3番目で、県内では初めて。

引き上げるのは東北道上下線の同IC付近から岩槻IC付近の約41キロ区間。最低速度50キロは変わらず、大型トラックなどは80キロ規制を継続する。

県警によると、警察庁は2020年8月に速度引き上げに必要な交通規制基準の改正を行った。「(道路構造上安全で快適な運転ができる指標の)設計速度が120キロ」など五つの条件を規定。先行運用が見込まれる道路として、今回の引き上げ区間を含めた5区間を示していた。

ネクスコ中日本などによると、120キロ規制の本格運用は東北道の盛岡南IC-花巻南IC(約27キロ)で2020年9月から、新東名高速道路の御殿場ジャンクション(JCT)-浜松いなさJCT(約145キロ)で同年12月から行われている。

県警交通規制課の家島昌広(やじままさひろ)次長は「スピードが上がれば重大事故につながる可能性は増す。天候や交通状況に合った適切な速度で運転してほしい」と話した。

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