《歌舞伎女子の貧困》事故物件に住んでホスト通いする風俗嬢(25)の告白「週6日の鬼出勤と出稼ぎソープで働き詰め。月100万円がホストに消える」

◆事故物件に住む女性の正体

 2022年10月、ウィークデーの20時、新宿職安通りにある抜弁天にいる。

 抜弁天とは歌舞伎町徒歩圏にある職安通りと靖国通りが交わる交差点の名称だ。

 どうして抜弁天にいるかというと、この辺りは歌舞伎町に生きるキャバ嬢や風俗嬢、ホストやホス狂いたちの居住地となっているからだ。
ホス狂いの宮下あさ美(仮名、25歳)は抜弁天のすぐそばにある家賃12万円の賃貸マンションに暮らす。
「ホストクラブに行く前なら、別に取材を受けてもいい」と連絡をもらい、ここで待っている。
もしかしてと思ったが、事故物件だらけで有名な賃貸マンションから現れた。

 この賃貸マンションは、ホストやキャバ嬢、風俗嬢、AV女優、それに歌舞伎町に通うホス狂いが主な住人であり、
目の前を通る職安通りは歌舞伎町に向かう、彼ら、彼女らの通勤路となっている。
この賃貸マンションが一部のマニアの間で有名になったのは、某事故物件サイトで炎マークだらけになったことが理由だ。
飛び降り、発狂、刺殺、不審死が相次ぎ、可視化されている事件や事故はまだ一部だけともいわれている。

 マンションのエントランスから、全身小柄で黒ずくめ、マスク姿の宮下あさ美が出てきた。筆者に近づいて来て軽く会釈する。

 一緒にホストクラブのある歌舞伎町に向かう。挨拶しても、声をかけても、反応は薄く表情も乏しい。職安通りの坂道を下りながら、さっそく話を聞いた。

(略)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5db9283033bf514e49c29dbfd31ed6253fb4cd09