ネアンデルタール人の「共食い」が我々に伝えること


ネアンデルタール人は、我々と近縁のホモ(ヒト)属だ。
彼らはすでに絶滅しているが、その理由や時期については諸説ある。
今回、ネアンデルタール人が互いに食い合っていた、
つまり共食いした証拠から彼らが暮らしていた当時の気候変動の様子がわかってきたという論文が出た。
(中略)

寒冷な氷期に適応してきたネアンデルタール人は、地球が温暖化してからも生き延びなければならなかった。

これまでのネアンデルタール人の遺骨を調べた研究から、西ヨーロッパの複数の発掘場所で彼らが共食いをしていた証拠が出てきている。
食べるために殺したのか、死んだ後の遺体を食べたのかは大きな違いだが、いずれにしても彼らは共食いをしていた。
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20190330-00120185