ボーイングとエアバスの2社独占が崩れる恐れ
「あの機体を買うのはしばらく中国の航空会社だけでしょう。しかし、徐々にしっかりとしたメーカーになる。おそらく10年後までに、2社独占から3社独占になると思う」
【画像】パリ航空ショーの舞台で、世界の航空業界関係者にお披露目された三菱スペースジェット(2019年6月)
世界の旅客機市場をボーイングと二分するメーカー、欧州エアバスのギヨーム・フォーリー最高経営責任者(CEO)は中国製ジェット旅客機「C919」の出来栄えを知り、米欧の未来を考えるフォーラムの席上、こうコメントした。
世界で広く使われているジェット旅客機市場は目下、ボーイングとエアバスの2社がほぼ独占している。しかしフォーリーCEOがこんな驚きのコメントを残すほどに、中国製ジェット機の実力は優秀なのか。客観的事実や資料とともに分析を図ることにしたい。
■「ボーイングは中国でのシェアを失くすだろう」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff4538b622579d1c20fdf6fd532c0c62d6c8726d