https://www.pref.gunma.jp/page/101578.html

Q(質問):インターネットでみたけど、大麻って身体に害はないらしいね。肌にも良いとか、痩せられるとか…。

A(回答):ウソです。
大麻にはテトラヒドロカンナビノール(THC)という脳に作用する成分が含まれていて、乱用すると、時間や空間のゆがみ、集中力がなくなり、情緒が不安定になります。また、乱用を続けると何もやる気がしない状態(無動機症候群)や知的機能の低下(幻覚、記憶障害、精神病など)などが引き起こされ、社会生活に適応できなくなることもあります。

Q(質問):SNSでみたけど、少ない量の大麻なら依存症にはならないらしいね。ちょっと試してみるくらいなら…。

A(回答):ウソです。
最初は少量でも、使い続けるうちに使用量を自分でコントロールできなくなります。大麻は覚醒剤などの他の薬物に比べると激しい身体症状が出にくいので、自分でも気付かないうちに大麻依存症になっていることもあります。特に、大麻を開始する年齢が早いほど、依存症のリスクが高いという研究報告もあります。また、乱用を続けた後、使用を止めたときに退薬症状・離脱症状(大麻への渇望、不眠、怒り・イライラ、抑うつ、食欲の変化など)が出現するようになります。
大麻より強い刺激を求めて、毒性の強い薬物を使用してしまう例が多いことから、大麻は「ゲートウェイ(入り口)ドラッグ」と言われています。

Q(質問):海外には、大麻が合法な国もあるから、安全だよ。

A(回答):ウソです。
カナダ、ウルグアイ、アメリカの一部の州では大麻の使用を合法としています。ただし、「安全である」と認めているわけではありません。合法化の理由は、「犯罪組織による流通を防ぐ」・「合法化した方が管理できる」との理由であり、決して安全だからという理由ではありません。大麻を合法化した国や地域であっても、大麻の有害性の影響を大きく受ける未成年の所持や使用は禁じられています。
また、合法とした国は、ごく一部であり、大多数の国では違法な薬物として規制しています。