https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF127YC0S2A011C2000000/

サイエンス、業務用水洗に参入 ダイナックと共同開発

浴槽やシャワーヘッドを手掛けるサイエンス(大阪市)は12日、業務用の水洗器具事業に参入すると発表した。飲食大手のダイナックホールディングス(東京・港)と共同で、食器洗浄や厨房の床掃除に使える水洗器具を開発した。2022年内にダイナックの全店舗(225店)に納入する。節水や洗浄効果の高さをうたい、23年中にも他社向けの販売を始める。

サイエンスは汚れを浮かし落とすなどの効果がある微細な泡を生み出す技術に強みを持つ。新たに開発した水洗器具にも泡の発生技術を応用した。器具は蛇口やホースの先に取り付けて使う。

ダイナックとは4月から複数店舗で実証実験を進めてきた。実験店舗では水の使用量が半減する効果があったほか、従業員からは「油汚れが落ちやすい」などの声があったという。