【ワシントン時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は14日、米政府が中東イエメンで押収したイラン製武器・弾薬をウクライナに供与することを検討していると報じた。実現すれば、ロシアがイラン製ドローンでウクライナを攻撃する中、異例の武器支援となりそうだ。

仏伊、防空システム供与表明 ウクライナ支援で

 報道によると、この武器・弾薬は国連の武器禁輸措置の一環で、イランが支援するイエメン反政府武装組織フーシ派に送られるところを米国などが押収したもの。160万発以上の弾薬や5000丁以上のライフル、対戦車ミサイルなどがある。
 バイデン米政権の弁護士チームは、紛争地域で押収した武器を別の紛争地域に送ることの法的正当性を見いだそうとしている。米国はイランの対ロシア軍事支援を非難しており、これを「逆手に取る」ことが狙いだという。

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