神奈川県、マスク着用「個人判断」で 3月13日から

神奈川県は20日、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、3月13日から
マスクの着用を「個人判断」とするなど県の対策を一部緩和する方針を決定した。

マスク着用について黒岩祐治知事は「個人の判断を尊重することになる。
他人に対して着脱を強いることは避けて」と述べた。

飲食店内での会話の際にマスク着用を促す「マスク飲食実施店認証制度」は
3月13日から名称を「飲食店等感染防止対策実施店認証制度」と変更し、
マスク飲食に関する認証項目を削除して運用を継続する。

県立学校では4月1日からマスク着用を求めない。これに先立ち卒業式では
教職員や在校生には着用を促すが、卒業生には着用を求めない。

市町村立学校はそれぞれの地域に応じて市町村の教育委員会が
県教育委員会と協議して対応するとした。

一方、重症化リスクの高い高齢者などへの感染を防ぐため、医療機関の
受診・面会時や高齢者施設などへの訪問時には常時マスク着用を求める。

医療機関などがコロナ患者を受け入れるにあたり、混乱のないよう県が
呼びかける方針だ。また混雑した電車やバスの乗車時もマスク着用を推奨するとした。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC206KF0Q3A220C2000000/