東京都は、21日行われた都立高校の入試の英語のリスニングで、1つの学校で音声が流れないトラブルがあったとして、この学校でテストを受けた434人全員に対し、リスニングで満点となる20点を与えることにしました。

都立高校では、21日、全日制と定時制で入試が行われ、あわせて4万2707人がテストを受けました。
都の教育委員会は、このうち中野区の鷺宮高校で行われた英語のリスニングで、機材に不具合があり、音声の一部が流れないトラブルがあったと公表しました。
この学校では434人がテストを受けていて、都は公平を期すためだとして、全員に対し、リスニングで満点となる20点を与えることにしました。
このほか大田区の六郷工科高校では、1人の生徒に対して、問題冊子を配るのが遅れるトラブルがあったため、配り終えるまでの設問分12点をテストを受けた70人全員に与えることにしました。
都の教育委員会は「受験生に対しては申し訳ない。再発防止に努めたい」としています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20230221/1000090017.html